5月の買取は本当にレコードの買取が多く、逆に本は少ないという珍しい月になりました。さつきBOOKSというよりもさつきRecordsですね。何れにしてもありがたい限りです。
今回の買取は私としては一番得意なジャンルである60年代、70年代のロックレコードの買取です。依頼者様もあらかじめリストをご用意頂くなど準備万端で、早速査定に入らせて頂きました。
皆様もご存知の通り昨今のレコード中古市場で高額取引されるのはいわゆるオリジナル盤というものです。つまり、一番最初に原産国でプレスされたファーストプレスですね。私もただの普通のサラリーマンだった時には日本盤なんてという感じで目もくれない時期もありました。やはり、原盤の持つ音の深みには敵わないと思ってましたし、どのレコード屋でも輸入盤は高くて日本盤は投げ売りされているという印象があったからです。
しかし、買取をしていくと逆に日本盤の奥深さがよくわかるようになり、無知であった自分に気づくようになります。それは盤というよりも紙に比重を置くコレクターがたくさん存在しているということがわかったからです。特に日本で独自に発達した帯は海外のコレクターたちにobiとして重要なコレクトアイテムとして認定されていますし、日本盤のレア盤は帯の有無で20万以上差が出るというもうなんだかすごい世界です。
ロック日本盤は本当に帯の有無で査定金額がかなり変わります。今回は残念ながら日本盤中心でしたが帯付きが少なく、超高額買取とまではいきませんでしたが、依頼者様のセレクトは王道を網羅された素晴らしいもので、また、7inchにもなかなか貴重なものがあり、一応はご満足いただける査定ができました。
たくさんお売り頂きありがとうございました。またのご依頼を心よりお待ちしております!